うさぎのメモ帳

息子とカブトムシ

2019年07月03日 - 2019年09月20日

息子(小学1年生)と公園に行った帰り道、70代ほどの老夫婦に声をかけられた。


おばあちゃん「(息子に手招きしながら)おにいちゃん、ちょっとおいで。ここにカブトムシがいるよ」

私「おー、せっかくだし見てみようよ」

おばあちゃんの好意に甘え、息子にカブトムシを見せてあげよう。昆虫がどのような構造になっているか、この時期の経験は大切だ。そう思いながら息子の手を引き、やすやすとついていってみると、地面にカブトムシが、倒れていた。

(あれ、なんだか元気がないな…弱ってるのかな…。ん、右半身がないぞ…。え、あー、頭と左羽しかない状態で少し動いてるなぁ……)

そこには死の直前で、大量のアリに囲まれているカブトムシがいた。

(これは…ちょっとやっちゃったんじゃないか?)

おばあちゃんの好意を無駄にせず、息子にもうまいこと立ち回らなければならない。

私「あー、これは体が半分しかないですね。ん、何かアリさんもいっぱいいるね、なんでだろうね? なぜだか考えてみるのも大切だぞ。ありがとうございますー」

おばあちゃんに感謝の別れを告げながら、息子の手を優しく引っ張って現場をあとにした。

おばあちゃんも、「ごめんね、なんかカブトムシがいたから、見せてあげようと思って…」と少し悲しそうに残し、おじいちゃんと一緒に去っていった。


息子「カブトムシって、死んだらアリに食べられるの?」

私「そうだね、食べられるね。まー、みんな、死んだら食べられるんだよ」

息子「ツノも?」

私「ツノ? うん、食べられるんじゃないかな。どうなんだろ」

息子「あしも?」

私「足もだね」

息子「たましいも?」

私「魂?! ずいぶん難しいこと知ってるね。んー、魂はどうなんだろう。食べられるのかな…。重さがあったりもするようだけど、カタチは見えないものだからなぁ」

魂が食べられるかどうかは考えたこともなかったので、新鮮な発想だと思った。

息子「カブトムシが死んだら、天国と中国と地獄、どこに行くのかな」

私「そこに中国でてくるの?!」


子どもは冗談を信じちゃいますよって話。